【レビュー】みやすのんき「アルティメット フォアフット走法 56歳のサブスリー! エイジシュートへの挑戦」

今日届きました。フォアフットなボクにはものすごく興味あるテーマ。早速読んでレビューを書きます。
全体的な流れとしては
  1. シューズへの不満
  2. ヒール、ミッド、フォアのそれぞれの体へのインパクト
  3. ズームフライ、ヴェイパーフライとの出会い
  4. フォアフット走法を行うにあたってのアドヴァイス
  5. ヴェイパーフライ大解剖
  6. フォアフット走法用の練習方法
  7. エイジシュートのための練習方法
  8. つくばマラソンでの実体験
的な感じです。
まえがきにも書いておられますが、加齢に抗うためにフォアフットを選択してみるというところから入っているようです。ただボクからしてみるとなんとなくYouTuberがよくやる「〜やってみた」的なノリが漂うのは否めません。ネタバレですがフォアフットに変えることによってつくばではPBを更新しておられるのですが、どうも本の販売につなげるための戦略というところから入っている感がずっとしています(今までの本もそうだけど)。あいだでちょいちょい入るズームフライやヴェイパーフライの考察なども「この本となんたらフライでこんなに記録が伸びました!(個人の感想です)」的な安いCMが想起されてきて悲しくなります。
全体的にもエビデンスに欠ける小ネタでつないでいる感じで、なんというかブログ的な読み物という感じです。大体着地を変えるだけでは記録は伸びないでしょう。心肺と筋力はバランス良く整えないと速くはならないっす。結局の所この本は実用書とかトレーニング本ではないです。あくまでも読み物。共感できる点があれば自分に取り込んでいくといいかと思います。
うむ、期待していただけにこれは残念だったな。

追記

明けてから読み返すと舌足らずなところがあるので補足します。みやす氏のこれまでの本は「50代でサブスリーを出したい→ではどうすればいいか→いいと言われていることを集めてくる→漫画家ならではの独自の考察を加えて肯定否定する→エビデンスをいくつか挙げる→練習に活かす→自らPBを出すことにより証明する」という一連の流れがありました。立派に教本だと思いました。しかし今回のこの本は「次の本を出すに当たり新しい興味要素を提案したい→フォアフットどうでしょう→なんたらフライっていいよね→フォアフットで練習してみた→PB出たぜ」というどうしても「やってみた」案件にしか読めなくてこういうレビューになりました。ちょっと出版社に踊らされてますかね。
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