【その4】GeographicaはランのGPSロガーになりうるか。

週末は遠出しようと思ってたのですが、寝坊して近所でJOGとなりました。さて、Geographicaの実験第2弾としまして「みちびき」対応した新型iPhone SEとGeographicaの組み合わせはランニングのログを取る用途として十分なのかどうかというのを実験します。今日はGARMIN 630Jを比較として同時に記録をとります。

設定

Geographica側の設定は、前回トラックの取得頻度を「自動」にしていたのですが、マニュアルを読んでいくとどうやら「登山」に寄せたセッティングとなっているようなので、ここを変更し「5m」としました。

Geographica

前の地点より5m以上進んでいたら記録するという仕組みです。ちなみにSUUNTOの生ログをその昔、詳細に解析したのですが1秒から15秒間隔ぐらいまで、その時の状況に合わせて変化させていました。話はそれましたが、なぜ5mにしたかというと、前回の計測ではSUUNTO Ambit2よりも直角に曲がるルートで角が出てなかったりして、どうも記録頻度でGeographcaが負けているという印象があり、強制的に5mにしてみた次第。ちなみに秒指定だと2秒が最短になってますがやりすぎな気がしたので次回の実験に回したいと思います。

実験

同時にログを取りながら4kmほどJOG。曲がり角を追随するかどうか確かめるためにわざと直角があるコースを選択。んで出てきた結果がこれ。前者がGeograpchicaで後者がGARMIN 630J。

Geographica
Geographica

GARMIN 630J

どうでしょうか。Geographicaのほうが若干うねうねしているようです。走行距離も前者が4.14km後者は4.00kmちょうどなので、このうねうねが若干長い距離に出てしまう理由でしょう。しかし、前回の実験よりは曲がり角の検出はうまくいっていて、変なショートカットもあまり見られなくなりました。生ログを見てみると3秒から5秒で1回記録という感じになっていましたので、記録頻度はこのぐらいでちょうど良いかもしれません。高度はどちらもサーバ側で標高メッシュにより補正がかけられるので大した違いは見られませんでした。これは山の中でもう一度実験したいと思います。


結論

ランのログを取るという面では十分にGeographicaは利用できるという印象でした。ただし、GARMINなど専用機と違い、向いていることと向いてないことがあります。
  • 向いていること
    • 長時間のログ取り。iPhoneに充電しながら取れば容量いっぱいログが取れます。ウルトラマラソンやUTMBなどの超長時間レースには向いてます。
    • 地図を見ながらのログ取り。予めGPXファイルなんかで作ったコースを確認しながらログ取りをするには便利でしょう。
  • 向いてないこと
    • 心拍数やペースを主体とした練習。これはGARMINには勝てないでしょう。だいたい心拍のログが取れませんし。
    • VO2MAXや乳酸閾値の計測。これもGARMINの勝ちです。
普段の練習ではGARMIN、SUUNTOなどで心拍計をつけて練習をし、大きな大会やロングトレイルなどのログはGeographicaで取るというのが便利に使えるのかなと思います。といったところで実験第2弾はおしまい。
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