UTMBで使用するGPSについての考察(その1)

また道具の話です。
スンマセン。

今年の夏UTMBを走るのですが、GPSに何を使用するか迷っています。
色々調べた中からコレは!という結論に至りましたので、参考にして頂ければと思います。
ではまず、私がGPSに求める意味とUTMBで使用するGPSに求められるスペックからおさえておきましょう。

  1. なぜゆえGPSを使用するのか
    まずはここをおさえておかないと結論がぶれますので。
    私がレースでGPSを使用する意味は主に2つあります。
    1. あとで軌跡を見て楽しむため
    2. レース中に自分のペースを調整するため
    の2つです。
    1はレースの本質とはあまり関係ありません。もちろん完走した証にはなるかもしれませんが、単なる自己満足以上の意味は見いだせません。でも私には重要なんです。

    そして、体力に余裕がある人は2は要らないのです。私のように関門に余裕が無い人は途中の休憩の計画を細かに立てて完走を目指す走りをしなければいけません。
    なので自分のペースは非常に大事です。
    ところがUTMBのような大掛かりなレースでは1km表示板がしっかりと立てられていたり、配布されているコース図がきちんとしていたりと、GPSを使わなくても単に時計があれば自分の居場所とペースが掴めるようになっています。
    UTMBでは1の用途を重視し、2は二の次という感じで選択していこうと思います。
    もちろん金に物を言わせれば全部満足しますが、あるものを活用するという観点も大事です。
  2. スペック
    UTMBでは関門リミットの48時間動作するためのスペックが必要となります。48時間使用できてかつ、できるだけ正確な軌跡を取ることが求められます。
    というのも世の中のGPS時計は電池の消耗を抑えるために衛星への通信間隔とメモリへの書き出し間隔の頻度を落として長時間の動作を可能としており、上で目的とした【あとで軌跡を楽しむため】というのを満足できる精度の軌跡を取得してかつ48時間動作しないといけません。
    この、48時間動作するというのを満足するにはいくつか方法があります。
    1. 外部電源を使う
    2. 複数のGPSを使い、途中で乗り換える
    3. 長時間動作するGPSを購入する(笑)
    3は万策尽きたところで最後に考えましょう(笑)。
    1は簡単なようで実は難しいのです。たいていのGPSが、いまは充電ケーブルにUSBケーブルを使っています。スマホ用の外部バッテリーをつなげばいいんでしょと思って繋いでみると、動作中のGPSの記録が止まり充電モードになってしまう機種が大多数だったりします。
    さらに難しいのは、外部電源で動作時間が長くなったとしても記録用のメモリがいっぱいになり、それ以上記録できないという症状に見舞われるということです。というのも、たいていのGPS時計は内蔵電池の容量に基づいた分しか記録用メモリを積んでないようで、電池の心配が無いからと記録頻度を上げていくとあっという間にメモリフルという悲惨な結果が待っているのです。しかもそれが分かるのは、本番の長時間運用の最後の方という、まさに悪夢。
    後ほど私の持っているGPSの動作と記録できる容量について考察します。
    2は簡単です。私の持っているGPSを2台持っていけば事足りますから。でもそれでいいんでしょうか。2台目以降は距離と経過時間がリセットされ、最初に上で書いた「レース中に自分のペースを調整するため」の機能としては満たしているとは思えません。足し算をわざわざするとも思えませんし複数の運用はできれば避けたいところです。
と書いてきたところで長くなりましたので、次回からは実際のGPSのスペックに基づきながら考察していきたいと思います。

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