GARMIN GPS Fenixの設定を煮詰める
おひさです。今日は道具の話です。
こないだ参加した八ヶ岳スーパートレイルではGARMINのGPS、Fenixを使いました。
このGPSのウリは50時間動作可能なモード(UltraTrac)を持っているということです。
#標準モードでは16時間なので310XTの20時間より短くなるのはご愛嬌。。。
UTMFは48時間以内という制限ですからコレぐらいバッテリーが持ってくれないと困るわけです。まぁまだ出れませんけど。。。
しかし!話はそううまくは行きませんでした。八ヶ岳スーパートレイル100マイルは33時間制限ですからUltraTracモードで使ったのですが、私がリタイアした第5エイドでは距離が90kmと表示されていました。実際は56km地点なので実に30%も過大に表示されていることになります。
これはランニングにGPSを使う大きな目的である
そもそもUltraTracという仕組みが、標準の25秒に1回(必要により7.5秒~50秒に可変する)のGPS通信と比較して60秒に1回(固定)という、かなり強引な間引きを行っているために起きている現象です。では60秒に1回というのをもうちょっとインターバルを短くしたらどうなるかというのを試してみました。
次のレースはハセツネですので最悪でも24時間もってくれる設定を考えます。
まずバッテリー満タンから切れるまでのGPSの通信回数はおそらく
ところでUltraTracで通信の頻度ってどこで設定するのかいな、と思っている人は多いかと思います。なにせ使ってる人が少ないのか情報があまりないのです。設定は Setup > System > GPSMode でUltraTracモードにして、Setup > Tracks > Intervalで秒数を設定します。参考はここです。
FenixでUltraTrac30秒の設定にして20km走ってみました。同じ道を同じぐらいのスピードで1日前の日にGARMIN210で走ったものと比べてみます
となり、Fenixが若干長めの値を出すことが分かりました。GARMIN210がキョリ測とGoogleMapに近似していることが若干驚きました。さて、ではなぜFenixが長めの値になるかをよく見ると、GPSとの通信頻度が少なく軌跡がジグザクになっていることが分かります。
GARMIN310XTは別のルートで走っているので、この部分だけの参考です。この分岐はちょうど高速道路とビルの間を走るカーブでGPSには辛い部分です。Fenixはやはりジグザクな経路になり距離が多めに出るような軌跡になっています。GARMIN 310XTが実際のルートにかなり似てますが210もまずまずといったところだと思います。Fenixはこのようなジグザグ部分が数箇所見られました。
結論を出すにはまだ早いかもしれませんが、電波の悪い場所での追従性を見ると山の中でのUltraTracの運用はやはり難しいと思います。特にハセツネのコース中では木々が空を覆っている部分がほとんどなので、この結果よりも悪い結果になりそうです。今週またハセツネコースの試走に行くのですがFenixをこの設定にして、他のGPSと同時運用して違いを見ることにします。で、もしダメだったら24時間持たせるにはGPS2台持ち(310XTと通常の設定にしたFenix)で引き継ぐ運用しかないでしょう。ちなみに310XTは、おんたけウルトラ100kmでは17時間半持ちました(公称20時間)また、上記のUltraTracで30秒インターバルにした場合、2時間で8%の消費=25時間持つという計算通りの結果になりました。UTMBだと3台持ちということになるんですね。。。そうなると多少重くてかさばるけどハンディータイプのGPSのほうが良さげです(替えの電池だけ持てばいいので)
こないだ参加した八ヶ岳スーパートレイルではGARMINのGPS、Fenixを使いました。
このGPSのウリは50時間動作可能なモード(UltraTrac)を持っているということです。
#標準モードでは16時間なので310XTの20時間より短くなるのはご愛嬌。。。
UTMFは48時間以内という制限ですからコレぐらいバッテリーが持ってくれないと困るわけです。まぁまだ出れませんけど。。。
しかし!話はそううまくは行きませんでした。八ヶ岳スーパートレイル100マイルは33時間制限ですからUltraTracモードで使ったのですが、私がリタイアした第5エイドでは距離が90kmと表示されていました。実際は56km地点なので実に30%も過大に表示されていることになります。
これはランニングにGPSを使う大きな目的である
- いまどの辺りを走っているのか、また次の目標点までどのくらいの距離なのか知る
- 自分のペースはどのくらいなのか知る(→距離が長く出るので、やけに速く走ってるかのように計算される)
そもそもUltraTracという仕組みが、標準の25秒に1回(必要により7.5秒~50秒に可変する)のGPS通信と比較して60秒に1回(固定)という、かなり強引な間引きを行っているために起きている現象です。では60秒に1回というのをもうちょっとインターバルを短くしたらどうなるかというのを試してみました。
次のレースはハセツネですので最悪でも24時間もってくれる設定を考えます。
まずバッテリー満タンから切れるまでのGPSの通信回数はおそらく
- 1回 ÷ 60秒 × 50時間(公称値での連続運転時間) = 3000回
- 24時間 ÷ 3000回 = 28.8秒/回
ところでUltraTracで通信の頻度ってどこで設定するのかいな、と思っている人は多いかと思います。なにせ使ってる人が少ないのか情報があまりないのです。設定は Setup > System > GPSMode でUltraTracモードにして、Setup > Tracks > Intervalで秒数を設定します。参考はここです。
FenixでUltraTrac30秒の設定にして20km走ってみました。同じ道を同じぐらいのスピードで1日前の日にGARMIN210で走ったものと比べてみます
機種 | 距離 |
---|---|
GARMIN Fenix | 21.20km |
GARMIN 210 | 19.69km |
キョリ測 | 19.2km |
GoogleMap | 19.6km |
となり、Fenixが若干長めの値を出すことが分かりました。GARMIN210がキョリ測とGoogleMapに近似していることが若干驚きました。さて、ではなぜFenixが長めの値になるかをよく見ると、GPSとの通信頻度が少なく軌跡がジグザクになっていることが分かります。
GARMIN Fenix |
GARMIN 310XT(参考) |
GARMIN210 |
結論を出すにはまだ早いかもしれませんが、電波の悪い場所での追従性を見ると山の中でのUltraTracの運用はやはり難しいと思います。特にハセツネのコース中では木々が空を覆っている部分がほとんどなので、この結果よりも悪い結果になりそうです。今週またハセツネコースの試走に行くのですがFenixをこの設定にして、他のGPSと同時運用して違いを見ることにします。で、もしダメだったら24時間持たせるにはGPS2台持ち(310XTと通常の設定にしたFenix)で引き継ぐ運用しかないでしょう。ちなみに310XTは、おんたけウルトラ100kmでは17時間半持ちました(公称20時間)また、上記のUltraTracで30秒インターバルにした場合、2時間で8%の消費=25時間持つという計算通りの結果になりました。UTMBだと3台持ちということになるんですね。。。そうなると多少重くてかさばるけどハンディータイプのGPSのほうが良さげです(替えの電池だけ持てばいいので)
最近のやつはよくわかりません
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