X-Adventure西丹沢アドベンチャーラン

来年のUTMFのエントリー資格を得るために7月のおんたけウルトラ100kmと9月の八ヶ岳スーパートレイル100kmにエントリーしているのだけれど、もしどちらもDNFだった時でもSTYにはエントリーしたい。
そのためには40km以上のトレイルランレースを2回完走することが必要。
去年完走(47km)したX-Adventure西丹沢アドベンチャーランでもう一度完走しておくことにしました。
前回参加した感触だとエイドは水も食料も豊富で、なにも持たないでも走れるんじゃないかと装備を軽くしました。

  • 最近仲間に入れてもらったランニングクラブ、TBRCのチームシャツ
  • ファイントラックのスキンメッシュ
  • バイザー
  • GPSと乳バンド
  • Petzlのtikka XP
  • グラス
  • Tabioの5本指トレイル用靴下
  • mizuno wave cabrakan
  • asicsマルチポケットパンツ
  • ザバスピットインリキッド梅味2本
  • 雨が降ったらモンベルバーサライト
というボトルレスの装備に決めました。。。が、ちょっと立ち寄ったアートスポーツにてシンプルハイドレーションが置いてあったのを見て衝動買い。頭の中ではアントン・クルピチカ大先生のイメージでこのボトルだけ腰に挿すことにしました。
あくまでもイメージ

今年のコースは川の渡渉のあとユーシンの幅広の林道を登っていくのが前半に来ており、ここで集団がバラけて良い感じになるだろうと予測しました。


スタート前に集団の後ろのほうで待っているとtwitterのほうでフォローさせていただいているJ-Kingさんがいらっしゃいました。マスクランナーなのでわかりやすいです(笑)
そして、TBRCシャツを着たSさんともお話してるうちにスタート時間になりました。

いつもレースではゆっくり目の入りで後半バテるという全然お粗末な走りなので、今回前半だけでも突っ込み気味に行こうと思って集団をかき分けてだいぶ前の方につけました。
やはり予想通り川の渡渉のあたりでバラけてきました。
しかし川から林道に登る土手で渋滞が発生。うーむ。失敗した。もっと前じゃないとダメか。
林道に出てゆるい登りを走ります。
すると朝ご挨拶した同じチームのSさんに追いつかれました。
Sさんがさっそうと登りを走って行くのを目で見送りながら「ああ、さすがサロマに出るにはあれぐらい走れなきゃいけないんだなぁ」とトボトボと追いかけました。まぁ去年はこの林道を走って登れなかったんですから我ながら大きな進歩だとしておきましょう。うん。
この林道の登りでサラリーマン(スーツ)のコスプレ?をした若者にも抜かれました。

幾つかの真っ暗なトンネルに肝を冷やしながらも第1エイド(8km地点)までやって来ました。
シンプルハイドレーションの水にはほとんど手を付けておらず、ここらで冷たい水を飲んでリフレッシュと思いきやアクシデント発生。詳しくは書きませんがここで10分ほどロス。
あー、良い感じに上位に付けていたのになぁと気持ちが切れて、ココからは一転して完走モードに。

林道を降りてきてスタート近くの第2エイド(15km地点)に到着。ここでは水だけでなく食べ物も頂けるので定番のキュウリやグレープフルーツ(ちょっと切り方がデカすぎたけど)と水を頂く。自家製の梅干しが売り切れだったのがちょっと残念。
出来ればバナナみたいな固形物を腹に収めておきたかったのですが、お守りのジェルもあるし先を急ぎました。
なんで急いでいるかというと「早く終わらせてビールを飲みたいモード」が発動したのでした。

しばらくアスファルトを走るとようやく登山道が出て来ました。
今回のレースはSTYの参加資格を取得するのと同時に、おんたけウルトラ本番を見越した実験としての意味合いもあり、使う予定の靴と心拍計を装備していました。 いつもレースでは心拍を測らないのですがレースでも160以下に保てば長く走れるはずなので意識して負荷を調整しながら登っていきます。
「去年走った時もこんなにキツイ坂だったっけなぁ」とか思いながらも足は軽く、調子が上がってきた感じでした。「装備軽い軽い作戦」が成功したのかもしれません。
第2エイドで固形物が食べられなかったので腹が減って来ました。持ってきたお守りのジェルの半分だけ飲みました。サバスピットインリキッドは残しても蓋を締めることができるので超便利。
山登りで20人ぐらい抜いて(でもサラリーマンの若者には抜かれた)大野山の第3エイド(23km地点)まで来ました。
水をもらっていると最初の登りで華麗に抜かされたSさんが声をかけてくれました。
かなり大粒の汗をかいていらっしゃったので暑さにやられているように見えました。
先に到着していたSさんはちょっとお話して先に出発されました。
私は水と梅干しとバナナとキュウリをいっぺんに口に突っ込んで補給しSさんを追いかけました。
やはりSさんの足取りは重そうで私の方は調子が上がってきたので先に行かせてもらいました。

しばらく追い越し禁止区間を下り、民家のあるところに出ます。
第4エイド(28km地点)の八丁集落にはあっという間に着いてしまいました。
しかし、早く着いてしまったのでまだ腹が減っておらず水もそれほど飲みませんでした。シンプルハイドレーションはまだ満タンです。あとで腹が減ってはいけないとバナナをポケットに2個ほど突っ込んで早速出発します。サラリーマンの若者にここで追いつきました。

ここからはコース最大の急登と細かいアップダウンが連続します。
腹が減ってきたのでバナナを2本とも食べてしまいます。
バナナのおかげかいっそう足が軽くなり登りでガンガン抜いていきます。
が!またサラリーマンに追いつかれました。恐るべしサラリーマン…
サラリーマンと一緒に「これが最後の登りですよね」「たぶんね」「あーまた登りだ。。。」とか話しながら5つ6つの山を超えると下り基調の林道に出ます。
下りなのはいいのですがアスファルトが暑い!。水を一気に消費してしまいました。
この下りのあとダラダラした登りの道路になることを知っていたのでセーブして下り、ダラダラ登りは走れはしませんでしたが早歩きでまた何人か抜きました。
サラリーマンはこのへんで力尽きたのかゴールまで合うことはありませんでした。

林道最高地点(37km地点)を過ぎるとゴールまで鬼の下りが待っています。
ここをどれだけ走れるかでタイムが変わってくるとおもいます。
5,6分/kmの結構な速さで走ったのですがちょっとスパートが早すぎました。
ゴールまで2kmを残して大失速!
さっき登りで抜いた人たちが華麗に抜き去っていきます。
しかも水が切れました。この区間は山越えになるのでエイド~ゴールまでの距離が長いのを計算していませんでした。
さっきのエイドでもっと水をがぶ飲みしてれば。。。
残り1kmぐらいで丹沢湖が見えると死に物狂いで走りました。
ゴール後のビールのことしか考えていませんでした。
あわよくば6時間半切れるかなとちらっと頭をよぎったのですが、残念ながら1分オーバーしてしまいました。

ゴールしてからビール飲んで焼きそばを食っていたらサラリーマンが現れました。
どうやら20分ぐらいあとでゴールしたようです。ビールの缶を持ったサラリーマンは新橋にいてもおかしくない風情でした。
どうやらサラリーマンのネタ元は「MASTERキートン」という漫画の中で出てきた場面だそうで、砂漠に適した服装なんだそうな。でも湿潤な山の中では大変だろうに。
マスクマンJ-Kingさんは私の30分ぐらいあとでゴールした時に挨拶できました。
Sさんは完走されたのをFacebook上で知りました。よかったよかった。

まぁともかくSTYの参加資格が得られたのは良かった。ただし来年も同じ参加資格だったらという条件付きではあるけれども。
おんたけも頑張ろう。そして夢のUTMFへ出たい!
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