雲取山トレイルラン(鴨沢コース)

夏休みは木曽駒ヶ岳に登る予定だったのだが天候のため中止に。 悔しいので夏の間に未踏の山を一つ登っておこうと思い雲取山を登ることにした。

雲取山はいわゆる普通の登山スタイルだと山小屋一泊が無理がない山行となっている。 トレイルランの場合は登山の約半分の時間で戻って来れるので日帰りは十分に可能です。 荷物を軽量にし移動を速くして安全を確保するという考え方にピッタリの山だと思います。
さて、私の家から奥多摩駅までは一番早い電車でも7:46着になる。鴨沢停留所に行くバスで一番早いのは8:35のバスとなり、結構な待ち時間がある。しかし駅前の商店が開いている訳もないので持って行ったおにぎりとお茶を頂いてひたすら待つ。 天気予報に反してすごい照り付けで今日の山行は厳しいものになりそうだと予感する。
ほどなくしてバスが来て、その時ちょうどトイレに立っていた私は順番を越されてしまった。後ろに並んでた人、気を遣わせて申し訳ない。座席は埋まり、立ちの人が数名という感じ。 40分ほどバスに揺られて鴨沢停留所に到着(SUICA、PASMO使えます。610円) すでに数名が東屋で他のメンバーを待っていた様子だった。 東屋横の公衆トイレにはすごい行列が。先に駅で済ませておいて正解だった。
身支度を整え(といってもSUICAを仕舞って帽子をかぶるだけだが)さっそく登り始める。 のっけから急な舗装道路でカンカン照りの天気に心が折れる。 地元のおばあちゃんに挨拶して頑張ってねと言われてちょっと持ち直す。
しばらく行くと後ろからすごい勢いで追い抜く50代ぐらいのおっちゃんが現れた。挨拶して先に行かせる。 前方に猟銃を背負って猟犬を2匹連れている人に出会い、ちょっとビビる。


いったん舗装道路に出て看板を目安に登山道に入る。 前半の道は緩やかな巻道が延々と続き走るか歩くか迷う感じで疲れる。 今回は初めてのコースなので歩くことにする。
MTBで登っている変わり者もいたが、このコースは狭くて人も多いので向かないだろう。
景色も見えるわけでもなくイベントも何もないまま七つ石山の分岐に来る。 今回は左の巻道を走ることにする。 途中2回ほど木の橋を渡る。しっかり整備されているので問題なし。
七つ石山からの下り道が合流するときにさっき追い抜いて行ったおっちゃんに出会う。 七つ石山で休憩したようで追いついたのだ。 常に「休憩とらずに山頂まで登りきる」作戦の私はこういうことがよくある。
おっちゃんを先に行かせてしばらく行くと石尾根という看板が見えて視界が開ける。 おっちゃんはまたここで休憩を取るようだ。私は先に行かせてもらう。
石尾根はとても走りやすく景色もよくちょっと元気が復活する。しかし遮るものがないので日差しは暑い。
さすがトレイルランのクラシックコースだけあって前方から数名のランナーとすれ違う。 急な峠をいくつか(3回ぐらい?)超えると山頂が見えた。 後ろにさっきのおっちゃんが来ていたので最後の胸突き八丁を気合で登りきる。予想通り2時間30ぐらいで到着。
山頂には山梨県の立てた標榜と避難小屋がある。 ※追記:じつはここは山頂でないことが判明。避難小屋の奥を1,2分行ったところが山頂で三角点がある。
もうちょっと奥に雲取山荘と眺めの良い広場があるはずだがそちらには寄らず。
適当な岩に腰を下ろして先ほどのおっちゃんとしばし会話。 昼飯はギョニソー1本と塩とアミノ酸。 避難小屋の裏にトイレがあるので小用を済ませて同じ道を引き返す。 さきほどのおっちゃんは別ルートを探していた。
下りは巻道を使ってひたすら降りる(峠をまく道が左にいくつか出てくる)特にイベントはない。 かっ飛ばせるが人が多いので注意。後ろから挨拶して道を譲ってもらいましょう。そしてありがとうと声をかけましょう。
最後の舗装路に出たときに日差しと腿の痛みで心が折れてしまった。ここからは歩いた。 そしたら先ほどのおっちゃんが後ろから颯爽と抜いて行った。やるな。おっちゃん。
バス停に着くと日陰に沿ってバス待ちの行列が。ビールを売っているようなお店があるわけもなく、自販でスポーツドリンクを買って一気飲み。
14:33の奥多摩行バス(この日は臨時バスだった)に運よく座れた。
奥多摩駅の上のちょっとした食堂で生中を勢いよく飲んで、ホリデー快速に乗り帰宅。
というわけでこの日のGPSは以下。往路でGPSがロスト(七つ石山の巻道のあたりか) というわけで参考程度にしてください。 普通のトレイルランナーなら4時間半から5時間見ておけば余裕でしょう。 靴はMINIMUS MT110でしたが十分走れました。

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